1987年ネパール・ポカラで購入しました。 ポカラ近郊のチベット難民村で終日吟味購入。カリガンダキ川流域の河原で採取されたノジュール(丸い石塊) は、大半が黒い石灰岩や泥岩が含まれるため黒い石の塊となります。その中にアンモナイトの化石などが入っていて、ヒンドゥー教徒などにはサリグラム(シャリグラム)などと信仰の対象となるのですが、大昔そこが海だった証拠です。ひとつの大陸だったゴンドワナ大陸からインド亜大陸が離れ、長い時をかけて移動、再びユーラシア大陸と合体、今も大陸のチベット側に食い込む形で造山運動をしています。海だったヒマラヤ山脈がどんどん持ち上げられて、そこに棲息していたアンモナイトなど太古の海の生物の化石が、河原で丸い石となり見つかります。そんな丸い石をハンマーでパカっとやったものが、お写真のものです。(寸法)約10.5 cm x 9 cm x 高さ 6 cm重量約 800 g 手のひらにずっしりくる重さです。( 2000年代に入って、ネパール政府は化石の国外持ち出しを禁止、規制をしているようです。)